日々のつぶやき日記

美容師、パパ、男としての日々のつぶやき

スタイリストになり、半年経過

スタイリストなりたてのときは常にバタバタ。

アシスタントへの指示も分かりづらかったでしょう。

お客さんを振られても、自信がないから「えー、オレ?」みたいな、弱気。

一方、子供のカットは「オレね!任せて!」みたいな。

子供専門店じゃないのに。子供のカットに喜ぶという。。。

自信のなさから、大人のお客さんを振られるとビビる。

超ポジティブ同期が二人いて、そいつらは失敗してもめげない。お客さんが文句言ってるのに「オレの技術の良さがわかんないのか??」みたいな笑

(でもそれって後に正しいことに気づく。美容師ってどんなに経験してもクレームって付きもの。お客さんにしっかり説明しても知識がないと理解されないこともある。髪のプロは美容師!!っていう意識はとても大事!自信のない美容師にやってほしいわけないのだ。)

 

でもまあ、わかりますよね、仕上がりにお客さんが満足してるかどうか。

それがだんだんわかって来ました、美容師側が仕上がりの満足度が非常に関係していることが。

当たり前なんですけどね、ヘアスタイルを作ったこっちが、(よし!)って思ってないのにお客さんが満足するわけない。

 

そう気づいて、仕上がりに時間かけたりしてこだわった。でもそうやって時間かけちゃうと先輩にもチクチク言われちゃう。あと他のお客さんが待っちゃう。だから予約を再現したかったが、お店の方針で予約を切ることは許されなかった。(そこはスタイリストとしての腕は関係なく、お店全体で完全にキャパオーバーしていた。)

 

結構賑わっていたお店でそんな店だ働くことはありがたかったが一人一人のお客さんに向き合えないということが残念だった。本当はもっと経験を積んだり、ヘアショーや雑誌の撮影はもしたかったがいつもの営業の時間が苦痛になっているということに気づいてしまったのだ。

 

社長は現場を見れていない。店長は社長へのイエスマンで目標なし。

(店長が変われば店も変わる)と思い、続けてきたが、店長は店も変わる気なし。

店舗異動希望も考えたが、同じ会社で違う店舗で新しく頑張るなら店ごと変えたいと思った。

転勤しても社長が変わらないのなら結局は一緒か、と。

転勤して少し経ってから、コンテストへの強制出場、(それが出来なければ降格。)やヘアショーのための資金が給料から天引きされるという、窮屈なルールができてしまったから。

 

だからスタイリストになって約一年後、退社を決意した。

 

通常なら残っている有給を使えるところだが、クソみたいな会社なので、「やめるやつが使えるわけないだろ?」などわけわからんことを言われ使えないシステムを社長が作っている。

 

次の就職先を決めずに退社を決意したため、退社が決まったらすぐ就活を始めなければならなかったのだが、また変なルールのせいで就活も短時間にされる。

 

通常なら上司とやめる人が話し合って、やめる時期を決めるはずだがこの会社は一方的に辞めさせられることになる。それも、こちらの“一身上の理由”と書かされる、強制的に。

 

知らないとは恐ろしいもので、この会社から外に出た時にはここの会社がどれほど勝手だったかということに気づいたが、中にいるときは普通だと思って生活していたのだから、外の人との交流は大事だと認識させられた。

 

ずっとこの会社に残っていたら、世間の常識もわからなかったし、

やめる人=悪

みたいな扱いだったけど、

やめると決めた時からどう見られてもいいと思い始めた、この会社を辞めれるなら、と。

 

そして辞めて気づいた。

今までの会社が変で拘束がきつすぎた。外はもっと自由だった。

 

 

12月20日に無事、退社。