日々のつぶやき日記

美容師、パパ、男としての日々のつぶやき

家族の緊急時に仕事中の夫はどうするか。

1月にうちの家族はオレ以外インフルエンザになった。

嫁、息子、娘が。

オレは子供からうつるだろうと思っていたけどなんかうつらなかった。

 

自営で美容室を営んでる僕たちにとっては誰かが風邪を引いたりするとかなりイタイ。

子供たちはまだ小さいので仕事を休むことになるので、金銭的にも気持ち的にも。

 

一月のみんながインフルになった時もどちらか1人が出勤ともう1人の送り迎え、どちらかが子守と家事。

仕事の予約枠は半分以下になり、お金が入らない仕事は2倍になる。

 

とはいえ、僕以外のみんなはインフルになったのでしばらく休むことはないだろうと安心していた。

、と思ったら昨日の夜から娘が熱を出し(インフルではない)風邪を新たにひいてしまった。

 

そして、今日。

運良く??僕の予約は入っていなくて午後から嫁の予約だけだったので、お客様に日にちを変更していただく必要はなく、僕は午前出勤して開店準備の他に溜まっているカルテ整理や材料の発注、掃除、両替、売上管理、確定申告などをしていた。

 

娘は熱が朝からあったけど

(インフルじゃないし、すぐ治るだろう。)

、と思っていた。

普段、あまり熱を出さないし、風邪をあまりひかないから体は強い方かなと勝手に思っている。

 

たまに妻から連絡が入る、LINEで。

「熱はあるけどラーメンちゃんと食べてまーす。」

 

よしよし、やっぱり食欲があるなら大丈夫そうだ。

これで、交代しても家で寝てくれればいいな!

 

「昼寝したけど熱くて起きちゃったみたい。40℃の熱があるから病院に行ってきます!」

 

(お??予約してないから時間めっちゃかかるんじゃ??仕事に間に合うかな??)

って思ってたらすぐに電話がかかってきた。

 

「こ、呼吸がなんかおかしい!!苦しそうで顔が紫色になってる!!いま救急車に来てもらってる!!」

 

(え...。)

 

泣きながら電話をかけてきた。

普段、少し辛くても1人で頑張る妻は仕事中に電話をかけてくることはない。

 

本当にやばいと思った。

 

自分も動揺してあまり考えられていなかったが、とりあえずまず自分が落ち着くことにした。

 

この後、妻の指名で入っていたお客さんに連絡をして一度キャンセルをしてもらった。

こちらの理由で申し訳ないがこの時ばかりは迷わず連絡を入れさせていただき、快く承諾していただいた。詳細は伝えていないが察していただき本当に感謝。

 

そしていろんな電源をおとし、お金を持って戸締りをしてすぐに息子を迎えに。

 

その後、タクシーで家に向かった。

帰りながら妻に電話をしたが通じなかった。

病院なのだろうと思っていつでも出発できるように、荷物を準備して息子にも言い聞かせてできるだけ早く行けるようにした。

 

準備が終わった頃、電話が妻からかかってきた。

「もしもしー??」

(あ、落ち着いてる。これなら多分大丈夫だ。)

と思って聞いた。

「とりあえず今は落ち着いたー。熱性痙攣だって。」

聞いたことあるけど、どんな症状かはわからなかった。

意識が朦朧として白目をむいたり、唇や顔が紫色になったりするらしい。

苦しそうだったりに見えるから、見てる親として本当に辛かっただろう。

 

とりあえず今は無事本当に良かった。

 

すぐ車で迎えに行った。

いつもの小児科が受け入れてくれたらしい。

娘はちょっと元気ないけど、なんか、大丈夫そう。

 

話を聞いたら、

やっぱり救急車を呼んで正解だったと。

通常は3分ほどで治るらしいが、治らない場合もあるからもしおかしいと思ったらすぐなら呼んだ方がいいと。

あと小児科も予約がいっぱいでとれなかったけど、救急でいったからすぐに診てもらえたと。

いつも落ち着いている先生も少し厳しめの表情だったと聞いて、安心してていい症状じゃないんだなと思った。

(予約で待っていた患者さんたち、すみませんでした。でももし救急の人が入ってきたら絶対に譲ってあげてください。本当に本当に気が気じゃないので。誰も文句を言わずありがとうございました。)

 

今回はあまり予約のお客さんがいなかったことで、すぐに職場を出発することができたが施術途中だったりしたらすぐに出ることは難しかった。

でも今回みたいに急を要する時に夫がすぐに帰って妻の元に行くというのは本当に必要なことだと思う。電話の時の妻の慌てぶりや、直接のあった時の安堵の表情。

結局、本当に慌てた時は1人じゃ厳しい。辛すぎる。

本当に辛い時は対お客さんでも協力してもらってキャンセルしてもらう。

そのお客さんには負担をかけてしまったが、絶対にわかってくれる。

 

家族が困ったらすぐに向かう。

 

いままで少しだけ迷いがあったが、

今日で確信に変わった出来事だった。