念願の美容師になり、きらきらした美容師としての生活!?
就職して営業初日は日曜日。
美容室が一番込み合う曜日でもある。
そこが初日だった。
右も左もわからないアシスタント1日目なのに一番バタバタしていた日が初日とはなかなか厳しいものだった。
ただその日はいつもの日曜日と比べたらすいているほうだったらしい。
それもわからない。だって初めてだったから。
同じ店の同期は僕の他にもう一人。
先輩たちは12人。
スタイリスト6人、受付1人、アシスタント5人、新人2人。
総勢14人のお店。
席9席。待合4席。
まあまあ大きめのお店だろう。
意外かもしれないが美容学校では人に対する技術は覚えない。
学校では美容師試験に受かるための技術を勉強する。
学生なのにマネジメントとかも勉強する。
男なのに着付け、エステも経験する。(男が着付けできるわけないぜ!!)
今思えば無駄が多いなぁ。
脱毛セットとかも全員買わされるし。
はい、話はずれましたが、初日。
シャンプーもできないのに何をやるのか。
まず、タオルを洗濯、乾燥。
髪の毛はき集め。
飲み物出したり。
カラーカップを洗ったり、カットクロスをたたんだり・・・。
他雑務。
それが意外にも覚えるのが大変で、
さらに混んでるのに何もできないというう居たたまれなさから気まずさがすごい。
お客さんでいっぱいなのに、
一つ上の先輩が
「ご飯食べてきていいよ」
(え?俺ここにいても用ないですか??そうですか・・・。)
と感じて飯を食う。
でもまあ、2日間行けば休みだからとりあえずやるか。と。
初日は19時まで。
やっと、営業が終わったー!!と思ったら
「まだ何にもできないんだからちゃんと練習して帰りなよ。」と嫌いな先輩に言われ。
結局夜中の12時まで練習して帰るという。
その日はパーマの時のタオルを取り換える練習。
(これをミスるとお客さんの顔にパーマ液が垂れるというなかなか重要な作業。)
練習をやりながら営業中にたまったタオルも回しながら。
メモしながら。
23時。
練習も終わり、やっと帰れるー!と思ったら
「先月の目標達成パーティーだよ」と
ジュースとお菓子パーティ。
内心
(とりあえず早く帰らせてくれよ。。。先月の目標達成って、オレたちいないじゃん。眠いよ。就職説明会の時に23時までには絶対帰るって言ってたじゃん)と文句しかなかったですね。
イメージと現実は全然違いますね。
バイトもたいして経験してなかったから、働くってどういうことか本質を理解してなかったんですよね。高校生までは部活ばっかりやってたから体力はあるんですけどね。
社会経験がすくないから社会人になったのにそれがバイト感覚というか。
お客さんいなければ
(何もしてないのに給料が入るなんでラッキー)とか
(同じ系列の他の店の方が混んでるのに給料が同じなんで不公平だ!!)とか細かいことを文句言ってましたね。ほかの店の同期と飲んでるときに。
でも昔働いたバイトの店長がバイトを就職を理由にやめる子に言ってました。
「社会の荒波にもまれて頑張ってください!!上司がめちゃめちゃむかつくと思うけど頑張ってください笑」って。
その通りだと思います。
どんなにいい環境だったとしても、気が合わない人は絶対いるし、新しいことを始めるときは踏ん張らなきゃいけない時が絶対ありますからね。うまく付き合うっていうのが大事。
この人たちの下で働くのかぁ。
やっていけるかなぁ?と不安しかなった初日。
結局約5年同じ会社で働くことになるが問題は尽きない。
一つ解決するとまた問題が出てくる。
こういう経験をして大きくなるのかな?と思ったりもする。
おっと、まだ初日なのに1500文字を超えてしまいましたね。
次回は1年目について書いていきましょう。