日々のつぶやき日記

美容師、パパ、男としての日々のつぶやき

スタイリストデビュー

美容師って検索すると【辞めたい】【年収低い】とか出てくるけど、その職業を気づけば3年半続けてた。

そんなネガティヴなワードばかり出てくる職業に憧れて美容師なった。そして辛かったアシスタント時代も、無事卒業。これからやっとカットができる!と目標にしていたことにとりあえずスタートさせることができた。

 

スタイリストデビューの日。

土曜日だった。

僕の第一号のお客さんは、中学の同級生だった。25歳の同級会で再開して近くに住んでいたことがわかり、それ以来ずっと夜カットモデルとして来てくれていた。

そしてお客さん第一号。

もう感謝しかない。

いつもやっていたスタイルだったので問題なく終了。

ただ周りのスタッフの目が気にはなる(笑)みんなニヤニヤしながら見てきやがる。見んなよ!!

 

たしか初日は3人くらいだったかな?

デビューしたことを、アシスタント1年目の時からカットモデルをやってくれてる女の子に連絡したら群馬からわざわざ来てくれて本当に嬉しかったなぁ。

こういう人との付き合いっていうのを実感することが、この職業のいいところだ。

 

いや、でも逆パターンもあるんだが。

大学の友達は無料のカットモデルでは来てくれていたが、デビューした途端来てくれなくなった。結局金か、と。

アシスタント当時は練習台になってくれるなんて感謝だよーって思っていたけど、デビューして一回も来てくれないなんて!友達なのに!!って今でも思う。あとは転勤になってしまって来てくれなくなった人もいるし。

うん、しょうがないんだけどね。別れは寂しい。

 

そこの会社はまず30人指名のお客さんをやらないと指名なしのお客さんをやらせてもらえない。だから必死で声をかけて髪を切りに来てもらった。ラッキーなことにショッピングモールだったので子供連れのお客さんが多くいて2週間で達成!これは会社で最短だったんじゃないかな?とさりげなく言われたけど、ただ場所が良かっただけ。

 

あとデビューしてからたった2週間でフリーの人をやらせてもらえるようになったけど、まだ慣れてない中、初めましてのお客さんをやるのはなかなか辛いものもあった。

いろんなタイプのお客さんを振られて自分のキャパの狭さを感じるしかなかった。先にデビューしていた同期は一丁前に何人もこなしていたが、デビューしたての僕はアタフタしながらその日終えることに必死だった。

クレームもいただいてしまったことも何度かあった。返金、直し。初めて(初めてじゃなくても)体験すると辛くて辛くて。いろんな人に迷惑をかけてしまったなって。

 

でもそんな時も救ってくれたのは先輩たち。やっぱり、おんなじ経験してるし、どんなに経験してもクレームって付いて回る。ということをわかりつつ一人一人のお客さんも大切にしていこう、という決意も。なかなか指名のお客さんが増えないって悩んでる時も「自分が素敵だって思うスタイルを切れたらそれでいいでしょ?そのスタイルをお客さんが気にいるかはわからないけど、自分たちにはそれしかできないでしょ?」って熱い同期に言われた。たしかにその通りだった。

 

デビューしたてはスタイリストとしての悩みも増えたけど周りに相談すると結構解決するものだった。やっぱり周りの人は大切だった。日を追うごとに仲も深まり、僕は運良く帰り同じ電車に乗る先輩たちと仲良くさせてもらってたから帰りに愚痴を聞いてもらったり。吐き出すことも大事。そしていろんな意見を聞くことが大事。

 

スタイリストになってもまだまだ半人前。勉強することがいっぱいありますね。

 

 

続く