日々のつぶやき日記

美容師、パパ、男としての日々のつぶやき

知れば知るほど偉そうなことを言えなくなる

昔はよく生意気だとか、偉そうとか言われていた。

 

怖いもの知らずというか世間知らずだったから、

話す相手がどんなに偉い人でも、自分の意見をバンバンぶつけていた。

偉い人に意見ぶつける人ってなかなかいないから

意見を言った人にも

「お前面白いな!」ってかわいがられることも結構あった。

 

今考えると、それは中学の部活の先輩に対しての態度から始まっていた。

 

なぜかヤンキーが集まっていたテニス部。

知らずに入部し、そこの先輩になぜか気に入られ仲良くしてもらっていた。

その先輩が気に入ってくれたから周りの先輩のよくしてくれて・・・。

当時1年からレギュラーだったこともあり、調子に乗っていたこともあり先輩にため口。でもそれが特に怒られることもなく仲良くしてもらって、その悪い態度に気づくことなくそのまま成長。

高校に入っても先輩とペアを組んだことからその先輩にはため口。そして1コ上の先輩は一人しかいなかったから周りもフォローなしでどんどん調子に乗るという悪循環。

 

大学、社会人になってもその態度は変わらず。

最初の就職先での店長にでさえ調子に乗るという。。

(今考えると殴りたいですね、自分を。)

でもそこでも周りにいないキャラで特に嫌われることはなく、

むしろワンマンだった店長に意見するという存在は貴重ということで、

なにか店長に意見したいことがあると

「お前行って来いよ!!」ってむしろ意見を言わされる立場になっていった。

 

現在、社会人になり10年。

当時のヤンチャっぷりはなくなり(たぶん)落ち着いて人に意見を言うようなことは少なくなった。

年下でも、年上でも関係なく

(どんな背景があってこうなったのか)ということを考えるようになり、

自分が意見を言えるような立場の人間かということを思うようになった。

 

職業柄、道を歩いてる人でも髪型を見てしまう。

特徴的な髪形の人ならなおさら。

普通の人なら「変な髪形!!」って言ってしまうような人でも、

(どういうオーダーをしたんだろう。)

とか

(美容師が勧めて切ったのか?自分でオーダーしたのか?うちの店に来たらどうしよう?)

などいろんな背景を考えてしまう。

 

六本木で働いていた時なんて

車のminiクーパーがポールスミスと同じ柄に塗られていた。

その持ち主のミセスもメッシュごとに色を変えていてストライプになっていた。

このときは

(うわー。すごい色!!車と一緒!!)くらいにしか思っていなかったが、

いま思えばその人のポールスミス熱がすごくてこだわりがすごい!!と思う。

むしろ応援したい。

僕がそのファッションを否定する権利なんてない。と思うようになった。

周りから見たら特徴的な人でも、もしかしたら

ポールスミスの幹部だったのかもしれない。(知らんけど)

 

ただ意見を言わないのはいいことではない。

むしろマイナスなことが多い。

店を作るときなんかも施工会社としては常識的なことを、初めて店を作る僕からしたら知らないことばかり。

今思えばもっとわがままにこうしたい!!という意見をもっとぶつけるべきだった。

(初めてだとどうしても知らないことがわからないからしょうがないこともあるけど。)

初めてのおうちづくりと一緒だ。

知らないことはすべてクリアにしなければいけない。だって自分の店だから。

 

このブログに書いて思い出したがもっと意見をぶつけてよい。

否定ではなく、自分はこう思う!という意見を。

お店作りには軸が必要。

その軸にならなければならないのがその店の代表。

お客さんもスタッフも、いい、悪いは別としてその人の考えに賛同してついてくるわけだから、ぶれない意見を常に持っていなければならない。

 

そして柔軟なところは柔軟に。

むずかしいな経営は。

 

まだ経営とかそういう分野に入っていない気もするが、常にアンテナを張ることが大事!

 

記録としてのブログにお付き合いいただきありがとうございます。

戒めブログ。